カウンセリング業務は、看護師の求人でしばしば見かける業務です。 看護師の仕事の一つとして、業務内容に含められていることは多々あります。では、カウンセリングでは一体どういったことを行うのでしょうか。一般的な医療現場でのカウンセリング業務は、医師の補助として患者に対して問診を行うことを指します。予め看護師が患者に対してヒアリングを行い、どのような容態かを把握しておくことによって、医師による診察を円滑に行えるようにする役割を担います。しかし、職場によっては全く異なる意味で用いられているので、注意しなければなりません。
例えば美容外科や歯科、整体院などのように、自由診療を行うクリニックでは、カウンセリング業務は営業業務とほぼ等価になっています。患者としてやってきた人に対して営業活動を行い、そのクリニックで行っている診療方法の魅力を訴え、施術を受けたいと思ってもらうのが仕事です。そのため、営業の担い手として、医療や看護に関して知識のある人材に任せたいという意識があり、人材募集が行われているケースが多いようです。また、その能力を期待するより、資格そのものに価値を見出している場合もあります。訪れた患者が看護師相手であれば信頼してくれると期待し、看護師を募集しているケースもあります。
カウンセリング業務は実態としてこの二つのどちらかになるのが一般的です。そのため職場の性質を考えると、どちらになるかを判別できるでしょう。